シリカを摂取する方法(食べ物・飲み物・サプリ)

シリカを摂取する方法(食べ物・飲み物・サプリ)

「美容と健康にシリカが良い」というフレーズを目にしたことはおありでしょうか。
最近では「シリカ」または「ケイ素」を含むミネラルウォーターやサプリメントに関する記事や広告も増えてるようです。

 

>>シリカとはどういったものなの?

 

ミネラルの一種であるケイ素化合物・シリカには「肌や髪を強くきれいにする」「骨を丈夫にする」といった効能があるとされます。

 

>>シリカが注目されるのはその期待される効果にあり

 

その効用に関しては徐々に研究も進められているようで、今後はさらに注目を集めるかもしれません。

 

モデルやハリウッドスターなど、海外の美しきセレブ層が愛用していることから人気が出たとも言われる「シリカ」。

 

いまからシリカの効用を試して見たいと思われる方のために、その摂取方法を取り上げてみます。

 

 

【目次】

 

■ シリカを摂取するには?
■ シリカを含む食品は?
■ シリカが摂れる市販の食品 @水
■ シリカが摂れる市販の食品 Aサプリメント類
■ シリカが摂れる市販の食品 Bその他

 

・まとめ

 

 

 

シリカを摂取するには?

 

「シリカ」はケイ素化合物の一種で、人体の中にも含まれるミネラル成分のひとつです。

 

免疫力を高める、コラーゲンなど皮膚を構成する物質の生成や再生・構築を助ける働きなどがあると言われます。

 

体内では成人の場合、1日に10~40mgのシリカが消費されると言われています。
また、老化につれて蓄積量が減っていく等の報告も出されています。

 

現在は「シリカをもっと積極的に補おう」という意識が広がりつつあるといえるでしょう。

 

しかしこれまで、シリカは「ごく一般的な食事をしていれば必要量が自然に摂れる」と考えられてきました。

 

ここでは「シリカを日常的な食品から摂取する方法」と、「シリカを十分に補うための摂取方法」の2つについてあげていきたいと思います。

 

 

 

シリカを含む食品は?

 

まず、普段手に入れやすいものの中でシリカの含有量が多いとされている食品をあげてみましょう。
品目の横についている数字は、それぞれ100g中に含まれるシリカの量(mg)です。

 

・大麦      :233mg
・小麦      :160mg
・あおさ(青のり): 62mg
・ひじき     : 10mg
・コンブ     : 3mg
・ジャガイモ   :200mg
・トウモロコシ  : 20mg
・アスパラガス  : 18mg
・サラダ菜    : 7mg
・干しぶどう   : 2mg
・ぶどう     : 0.1mg
・番茶      : 10mg
・煎茶      : 5mg

 

からす麦(600mg)・キビ(500mg)など他にも含有量の高い食材はありますが、常食とされている方は多くないかもしれません。

 

穀物、特に雑穀や麦類には、シリカが多く含まれています。

 

たとえばお米も、精白米は0.5mgですが、玄米には10倍の5mgが含まれます。
そこに大麦を加えると、シリカはもっとたくさん摂取できると考えられます。

 

サラダ菜の代わりにアスパラガス、ぶどうは生より干したもの、お茶も煎茶ではなく番茶を、というように意識して選ぶと、ごく普通の生活の中でもシリカのより多い摂取につながるわけです。

 

 

 

シリカが摂れる市販の食品 @飲料水

 

シリカを補う方法として、よく知られているもののひとつに「水」があります。
「シリカ水」「シリカウォーター」等という呼称が多くつけられているようです。

 

シリカはミネラルのひとつですので、「ミネラルウォーター」類と考えていいでしょう。
中でもペットボトル入りのタイプは、その手軽さから人気のようです。

 

海外からの輸入品と国内産のもの、どちらも通販などで入手しやすくなっています。

 

採水地や成分の含有量、飲みやすさなど、それぞれのメーカーまたは製品によって違いがあると思います。

 

ミネラルウォーター類は薬品ではありませんので、即効性より、長期的に必要な成分を補うことを重視したものだと言えるでしょう。
味覚や体調にも個人差がありますので、初めはいろいろな種類を試して、続けて飲めそうな製品を探してみた方が良いかもしれません。

 

また、ペットボトル以外にも、

 

・普通の水に溶かして使う濃縮溶液
・ウォーターサーバー
・携帯型のシリカ水生成ボトル(タンブラー)

 

といった製品も販売されているようです。

 

 

 

シリカが摂れる市販の食品 Aサプリメント類

 

こちらも、飲料水タイプ同様よく知られた摂取方法ではないでしょうか。
国産のほか、ドイツやアメリカなど、海外の製品も多く流通しているようです。

 

ドイツ製で認知度の高い製品のひとつは「珪藻土」由来の成分が原料となっています。
国産のサプリメントには「植物性の原料を使用」と表記される場合が多いと思われます。

 

国産シリカサプリの原料とされる植物は、

 

・稲
・スギナ

 

の2つが主流と言えるかもしれません。

 

国内で流通している製品であれば、安全面での規格基準は満たしているものと考えられます。

 

しかし、どちらにしても「アレルギー」の懸念がある方には十分注意が必要でしょう。

 

体調に不安のある方は、一度主治医に相談してからの服用が望ましいと思います。

 

 

 

シリカが摂れる市販の食品 Bその他

 

水とサプリの他に市販されているのが、「珪藻土」です。

 

「土を食べるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが珪藻土は「珪藻」という字の示す通り、藻類の一種である珪藻の殻の化石が堆積してできた土です。

 

壁土などの建材や保温材、絶縁体などに使用されますが、その安全性から、食品の加工過程でもビールや醤油などのろ過助剤として利用される場合があります。

 

南米の一部族や、日本でも樺太のアイヌ民族にはこの土を食に取り入れる習慣があったとされています。
また江戸時代には飢饉の際の非常食、戦時中の食糧難の折にも食品の増量剤として利用されたと言われます。

 

もちろん現在ではミネラル補給のための摂取ですので、製粉加工された珪藻土を1日に数回、少量をジュースやスープなどに混ぜて摂るといったスタイルが主流のようです。

 

食用の珪藻土は、安全面では問題がないとされていますが、使用の際にはきちんと医師に相談し、また用量や用法などの指定をきちんと守ることが必要でしょう。

 

 

 

まとめ

 

「シリカ」を摂取するのにも、現在はいろいろな方法があるようです。

 

栄養補助を目的とした製品は、効果を確かめられるまでに時間を要する場合が多いでしょう。

 

飲みやすさ・食べやすさの他にも、簡便さや費用など様々な面で比較検討して、ご自身の体調やライフスタイルに合った摂り方をしていただきたいと思います。